逃雪
吹きつける北風
叩きつけるアラレ
圧し乗る重たい雪
霞む視界
まどろむ意識
豪雪 轟音
何が起きたのかも
何が起きているのかも
わからない。
ただもう、そこにいたくない。
それだけ。
闇雲に逃げる
どこへ進んでいるのかもわからないけど
とりあえず家路へと。
闇雲
無我夢中
逃雪
白を切って逃げ帰る。
北風パニック
逃げ風
追い風
地吹雪
半べそ かきながら
泣きながら
北風に背中押されて小走りで帰るの。
北風にさらわれる瞬間は
いつも意識も記憶も
なにもないの。
by kojiki-tsukapi | 2014-12-20 15:17 | Comments(0)